フランス語文法 |
La Prononciation 発音5 |
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文字の組み合わせによって、フランス語の発音はほとんど決まっています。
ここをおろそかにすると、その後のフランス語の学習に相当な開きが出ます。
相当な開きとは、読み、聞き取り、書き取り、記憶すべてに大きな差がつきます。 |
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あるカフェでの話である。たばこを吸うので灰皿を頼んだ。サンドリエ、シルヴープレ。しかし通じない。もう一度言ってみる。通じない。よく考えて・・・ソンドリエ・シルヴープレ。通じた。灰皿が来た。cendrierはカタカナで書くとサンドリエになる。enの発音はアンとなるからだ。しかし実際の音は限りなくオンに近い。
ここまで5回にわたって発音をやってきたが、まあしつこい。しかし、ここまでが押さえられた人とそうでない人とは、かなりの差になってしまう。まあ、そのうちといいながら初級の教科書が終わってもなかなか単語の読めない人がいる。ましてや先生の発音からつづりを類推するなど不可能だ。さらに、単語を覚えるときはアルファベをそのまま覚えてゆくか、子音もすべてごちゃ混ぜでつづりのローマ字読みで覚えていく羽目になる。こいつは無謀だ。
cendrierは発音はサンドリエで、つづりはセンドリエール?なんてことになってしまう。
ここでカタカナ表記しているのは、あくまで日本語環境の人間が手っ取り早く覚えるための便宜的手法だ。日本語は5つしか母音がないので、当然実際の発音とは違ってくる。アンとオンはあくまでその一例。そしてenは正確には日本語のオンとは違う。
正確な発音ができるようになるまでは耳ができるなど結構時間がかかるものだ。しかしフランス語は勉強しなければならない。よって、こんなふうなカタカナを利用するというわけだ。ここまでは、ぜひ何らかの形で覚えていてほしい。
ちなみにenはオンと覚えてしまったほうが良いのかも? |
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